今後のKAWAII
今現在、「きゃりーぱみゅぱみゅの人気が落ちてきた」などと言われています。(ネットでもやや人気低迷などがささやかれている)
ここまで世界中で愛されてPOPアイコンという立場を持ち「KAWAII」という言葉まで作った彼女の人気が落ちてきた理由は何なのか?様々な要因がささやかれており、その理通の中には「塩対応」「年齢的にPOPなキャラでいるのが厳しいのでは」「二股説」などなどネットを探れば出てくる。
❁個人的な考察❁
もしかしたら、上記のようなきゃりーぱみゅぱみゅ本人の行動による人気の低下・年齢とのマッチなどが原因ではあるかも知れない。しかし、個人的に思うのはこうだ。
①個人の主張や自分らしさの自由化
ゃりーぱみゅぱみゅが売れ始めた頃の日本は2010年ほど。その当時、「みんなと違くたっていいんだ!私は私の道を生きるんだ」という動きがあり、その中でもきゃりーはどこかみんなにはない個性を発揮し「みんなと違くても良いんだよ」とメッセージ性のある歌を出してきた。
しかし、時代が進むにつれ「みんなと違うのは当たり前」という認識の時代に変わっていった。
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「博報堂 生活総研」
参考URL : https://seikatsusoken.jp/miraihaku2019/jikeiretsu-chousa/
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この記事にのあるように、個人の自由を求め新しい個性を制限されないような動きになった現代ではもはや「人は人、自分は自分」というのが前提になっているのである。
良い意味で言うならば「個人の尊重」という面が重要視されてきているのだ。しかし逆に言うならば、今までのテイストの曲では、前提にある「個人の尊重」を歌っているので響きにくくなっているのではないだろうか?
「生活者は自分にふさわしい新しい(みんな)を探し始めています」:SNSの流行により、自分の好きな場所での情報を好むようになった現代。
SNSがここ数年で人々の使い方が大きく変わり、ほとんどの人々がtwitterやInstagramを活用している。もはや自分自身で自分の居場所を探すことのできる時代なのだ。そのため自分にとって居心地の良い場所も案外すぐに見つけることができる。
②KAWAII文化自体の衰退
参考URL : https://www.cyzowoman.com/2017/10/post_157743_3.html
リアルマーケットのファッショントレンドの観点から見ると、10代後半~20代前半の若者を中心に、「原宿KAWAii」のような、かわいらしさを全面に打ち出すようなコスプレ感や“盛る”感覚の強いファッションは、ダサいという認識が強まっており、最近は、スタイルとして面白さやハズしが意識されるようになってきています。「原宿KAWAii」ブームの一方で、ファッショントレンドとしてはジェンダーレスやノームコアも浸透し始めていたので、そのあたりのユニセックスでクリーンな空気感が表立つようになったようです。その一方で、ストリートのムードとしては90年代後半~00年代前半に近い感覚も見られ、「原宿 KAWAii」の原点にあるような、より個性的で奇抜なスタイルに回帰している動きも一部で見られます。かわいいテイストでの統一感よりも、フラットにいろいろなカルチャーをミックスする感覚に軸足が移っているとも言えるのではないでしょうか。
個人的に原宿を歩きながら感じたことは、原宿の韓国化が進んできてるなと感じた(シンプルで可愛らしいガーリーなものから、洗礼されたデザインのものまで)。
当時、原宿のKAWAII文化の中心であった消費者の年齢層も20代前半から30代入るぐらいに。こういった背景もあり、文化を作る次の世代にバトンタッチされてきているのか?と思う。
ここに今回書いたのは、かなり無理矢理な個人的な考察が前半にあるのでもう少し考えてみたいけど・・・・。
では、今後どうしていけば良いのか?この次回からこの部分を考えて行きたい・・・・。
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